L.C-S 第32章 もう一回仕掛けましょう
「ヤミ君かなり上手くなったねぇ。」
「姉御に鍛えられまくったからなぁ。」
温泉宿で遥夢の母親が、秋子の胸を揉みまくりそれに対して悪態をついた秋子が、今度は遥夢にも仕掛けられている頃、
混神、辰也、真朱彌、涼子の4人は混神と涼子の部屋でゲームをしていた。
「いきなりだけど、多分、リンと主上は、この旅行をもって、一度自分たちを凍結して、世界の再編を行う気でいる。
裁きを司り次代を守る2人の騎士が居るから安心している。そして、自分たちが凍結している間、次代の教育の時とするつもりだろう」
「なんでそんな事を今言うんだい?」
「次代がそろっているからさね。命を司る創造主マハトマー・マルシェナーダと創世を司る創造主、リウレウス・メリースがね。」
そう言って、真朱彌と涼子の顔を見る混神。
「そうやね。」「そうだねぇ。あ、辰也、そっち行ったよ。」
「あ、ほんまや。いやーネットではいつもやっててもこう顔を突き合わせてやるとまた違った新鮮味があってええなぁ。」
女性陣が騒ぐ。
「もりあがってるなぁ。」
辰也がぼそりとつぶやく。
「…姉御。」
「なんや?」
「この狩り終わったら男女1組になって、バトリましょう。」
「ええなぁ。」
狩りも終盤になった頃、
「邪魔するぞ。…なんじゃ、まだ狩っておったのか。…どれ、儂に貸してみい。」
トゥーラルが、混神からゲーム機を借りると、あっさりと対象を倒してしまった。
「「「…」」」
「まだまだじゃな。まあこれの年季の入り方が違うんじゃ。
ん?…ぬしら、そのバトルが終わったら、遊技場に行く気はあるか?」
「エアーホッケー有りました?」
混神が問う。
「あったのう。」
「なら行きます。」
「では、見せて貰うとするかのう。」
十数分後
「いらっしゃいこの野郎。」
「出た。決めぜりふ。ってかさ、それ判るのって混神以外だとこの中で私だけじゃん。」
「なんの決めぜりふなんだい?」
実はこれ、とある地方番組の出演者の台詞。
一部伏せ字で名前を出すが大○ 洋氏の台詞。
「すいよーどーでしょー!」
「「うるさい。」」
女性三人にサラウンドで突っ込まれる。
まあ、16畳程度の部屋で大声を上げれば五月蠅いだろうな。
遊技場に着くとすぐに混神と涼子はエアーホッケーを始める。
「食らえー。…。うわ。ちょっと、混神、無表情と無言で打ち返すのは反則だよ。」
「そうなのか?」
「どうなんだろう。」
首をかしげる男性陣。
「お、正規…どうしたね、げっそりやせ細って。」
「おまえなあ、2人の女が一人の女の胸いじりまくって発せられた喘ぎ声を30分も聞いて見ろ。もう、周波数が高すぎて、頭いてえ。」
「もっかい風呂いくか。」
とりあえず自分の状態を伝えたら、声を発する気力を無くしたのか頷く正規。
「でもさ、今の時間帯、混浴だよ。」
「涼子も来るのか?」
涼子が頷きながら通りかかったリンを捕まえる。
「リンも。」
「ヤミ君、リン先生や涼子さんは…。」
「ああ、こいつらは混浴だろうが関係無くは入れるのが強みなのさ。」
「ほんとに平気で入ってる。」
「だから行ったでしょ。こいつら、特にリンは羞恥心が無いのよ。だから、脱げと言われたら平気で脱ぐ。」
「いや。そんな事を聞きたいんじゃ無いんだ。」
辰也と混神がばかばかしい話をしている。正規は、お湯の中に、頭まで潜っている。
「落ち着いたか?」
「ああ。しかしなんだろう。さっきは突然来たなあ。」
「仕方ないよ。あのおばさまの娘なんだもの。遥夢は。」
つい数分前に体験したことについて、一息つく正規をなだめる漫才夫婦。
「のまへんか?」
「おねえ、ほんとうにええんどすか?」
「ええんよ。さっきも女湯で酒盛りしとったしな」
真朱彌と彌蘭陀が入ってくる。二人とも顔が赤いが、理由が違う。
真朱彌は、直前まで、陽子とエアホッケーをしていたため全身の血管が拡張し、活発に血液が巡っているために赤い。
だが、彌蘭陀は、混浴であることに驚き、そして顔見知りで有ると言え、家族では無い男性と同じ空間で、肌をさらすという状態に、羞恥心で赤くなっていた。
「せやけど。」
「のむでー。」
真朱彌は結構フィーバー状態である。
「姉御。」
「なんや。」
とっくり三本と、一升瓶を持って、タオルを巻いた真朱彌が湯船に入る。
「なにも疑問が無くなってきましたね。」
「そうやな。男とは言え、ここに居る男は、弟も同然や。特に混神さんに裸見られても最近はなにもおもわへん。」
「お、お姉、それはどうかと思うで。」
彌蘭陀が突っ込むと。
「そうですよ。羞恥心が無いのは今の創造主コンビだけで十分です。さっきだって、水着無しで入ろうとしやがって。」
そう言ってリンをにらむ混神。
「まあまあ。で、…。」
ボチャン!
3本ばかりの一升瓶がお湯の中に堕ちる。
「多分、この人数だと、足りないからね。」
「せやな。まあ、それはおいておいて、混神さん、涼子さん飲みーや。」
「あ、どうも。」「ぼかぁ、しあわせだなぁ。」
左は涼子、右は混神である。
「そういえば、姉御ー。」
「ん〜?」
「姉御って、今の胸の大きさになった後でしたよね皇太后に揉まれたのは。」
「……そう…やったな。確かそうや。」
混神が頭を抱える。
「どったの?」
「姉御、秋子に入ってないんですけどね、皇太后の胸揉みの法則は、まだあるんです。」
「なんなんや?」
「サイズの上昇は揉まれた1週間後から遅くとも2週間以内に発生し、その後半年ほどで1カップサイズアップするという物です。」
しばしば無言が支配する。
「えっと。」
「今、ダンダに姉御のサイズを測らせたら、後0.3でEになる程度のDでした。おそらくあと半月程度で、Eでしょう。」
再び沈黙する一同。
「…何してたの?」
なにやら、後ろ手にこそこそとうごめく混神に対して、辰也が問う。
「いや。ニュートラル入れてたのね。」
「は?」
「それ知らないからセカンド発進だと思って、それなりにスロットル回したら、動かないから、あれっと思って、ギア弄ったっけ、ロー入っちゃって。」
「「もうウィリーさ。」」
混神の台詞に涼子が乗っかる。
「…え?」
「…俺も乗った方が良いのか?」
「「あ〜…。どうだろ。良いんじゃ無いかな。」」
お互いの顔を見て、応える漫才夫婦。
「まるで漫才やなぁ。」
「お姉。私、この人達と居ると楽しいわぁ。」
「そうやろ。」「「だって、漫才夫婦とこれに言われてるもん。」」
そう、一番最初に彼らを漫才夫婦と言い出したのは、正規だ。まあ、まさに漫才な事をしていることが多いから仕方ないのだろう。
「おい、まさき。」
「なんだ。」
「ここでおまえのパイ生地練ってやろうか。」
「は?」
これは正規で無くともこうなるだろう。
「おまえのパイ生地菊練りしてやろうか。
「…!それじゃあ、ここの釜じゃ無くて、君んちの…待て待て待て待て。」
「ナイスのり突っ込み。正規。おまえにお見舞いしてやる。
「いや遠慮しておく。」
正規にとってなんの気兼ねなく話せる唯一の親友が混神である。
ほかは何かしらの遠慮が働いてしまうようだ。
「あっそ。」
「正規飲み過ぎ?」
顔が赤くなってきた、正規
「いや。そんなに呑んだ覚えは。」
「じゃあ、何でそんなに赤いんだよ。」
「「あはははははwwwww。」」
爆笑に包まれる一帯。
「世界は混沌に満ちてるなぁ。」
「馬鹿かおまえは。世界が混沌に満ちあふれていたのは創造主の世代交代時。9前界の話だぞ。」
このやりとりに彌蘭陀が腹筋の痛みを訴える。
つまり、笑いすぎて腹が痛いという話なのだ。
つづく
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