L.C-S 第50章 春の夢気まぐれな王 エクレアにメス

この章題は、本物語中における大人気アニメという設定の第5期のタイトルである。
ちなみに、第一期は「春の夢気まぐれな王」。第二期は、「春の夢気まぐれな王 深紅の刀」。第三期は「春の夢気まぐれな王 明日の香り永き教え」。第四期 は「春の夢気まぐれな王 白い尾の揺れる街」のタイト ルで各シリーズ520話。毎週金曜日放送で1シリーズ10年の放送。20年サイクルとなっている。
つまり、10年放送し間に10年を挟み次のシリーズを放送する。
第二期以降のサブタイトルはそれぞれのシリーズのキーパーソンを示している。おそらくこの物語を読んでくださっている方の中には示された人物がわかると思 うが、とりあえず紹介しよう。
第二期は正規をモデルにした正人と、涼子をモデルとした玲子。第三期は明日香。誰かと言われれば遥夢の二番目の妹アニメ上でも明日香。第4期は神子。アニ メ内の表記は御子。ちなみに遥 夢のアニメ上での漢字表記は遥奈である。そして第5期のキーパーソンはリンと真朱彌をモデルにしたキャラである。
対してもうその通常運転が放送事故ないつもの番組「不知火・コイル&リグゥ is Cyber Talk With リン酸パレット」。この物語ではもういつもの小道具と化しており多分一回の放送分で4,5章は埋められそうな物だ。
なにせ、基本設定は原則毎週金曜日の15時から21時まで最優先で放送される。生放送で、ディレクターもプロデューサーも映りはしないものの放送中に基本 キャストたる主師連中から平気で話を振られ、それにさも当たり前のように返し、それをそのまま放送するのだ。その放送スタイルを神子は、スタジオで展開す る水曜どうでしょうと形容する。水曜どうでしょうが何かは調べましょう。
また番組終了間際には必ず遥夢の口数が極端に少なくなり、番組の最後のカットは必ず遥夢の寝顔である。これは、遥夢が21時きっかりに何があっても必ず寝 てしまうことから起こる。
通常時の放送内容をざっくり言うとトーク、トーク、食べる、トーク、トーク、ニュース、トークトーク、呑む、トーク、遥夢寝る。である。
遥夢が寝るのはこの番組ではおきまりで有り、番組の最後に遥夢が開戦を宣言してカメラに弩アップで映り込んだときは、王国内が直ちに臨戦態勢になり相手が 油断しているうちに相手国が焦土と化したこともあった。
それだけ異常事態だったのだ。まあ、遥夢自身は、極端に興奮しない限りは絶対寝るため21時を過ぎても起きてるというのは非常にやばいのだ。

「これ入ってんの?あ、あー。おい!入ってんじゃねーかよ。」
「またやってるよ。」
「初っぱなからいつものテンションの神子で安心しました。」
いつものことであるが、なかなか慣れないときつい物もある。
「不知火。」
「コイル。
「&リグゥ「Is Cyber Talk。」」
「「withリン酸パレット」」
これも恒例のタイトルコールである。
「さていつもの特別篇でしたらこの後すぐもう一つのタイトルコールなんですが、今回はお知らせがあるんですよね?」
「そうです。そして今回は何を考えてるのか、FIBは、この番組に丸々1週間くれやがりました。というわけで、あれも、これもそれもやりません。さてお知 らせですが、今回ついにCoilOSの名称がエディション名になりました。なんのこっちゃとおもう人も居ると思います。では。来週金曜日、いよいよLLC 渾身の一作がついに世に出ます。その名もCLLOS通称クロスです。LSN Real-time Dual Boot systemの搭載により、CoilOSとLiguOSの良いとこだけを絞り落としたできとなっています。CLLOSは一言で言えばLLCの2大OSが同 時に起動し、プログラムを走らせている状態。今までやりたくても出来なかったあんなことやこんなことも簡単にできます。OSonOSじゃなくOS&OSな んですねー。さらに今回から、パレットトールと春きまメンバーの協力でなんと、起動から終了まであなたをフルボイスでお手伝い。ただし、A.Iのボイスシ ステムの方が優先されます。今回発売されるCLLOS first Cycle&Seasonは、パレットトールの声だけのエディションC、春きまメンバーオンリーのエディションWそして、両方入った豪華なエディションL が用意されています。さてっと。いい加減つなげないとね。どうぞ」
相も変わらず専門分野での饒舌っぷりは凄い物がある。
「先月特別編やったじゃんって言う方も居ると思いますが前回のは20年前の再放送です。今回の特別編の準備の関係で放送をサボりました。」
「なんかすごいですねえ。っと。
「「春の夢気まぐれな王 エクレアにメス。」第0章、五回目の知恵の輪。」
出演者一同誰だこのサブタイトル考えたの。と言う考えだった。
「春きまメンバーから、遥奈役のマリア・イールフェンドさんと御山御子役の火色鉄天音さん。御屋野正巳役の拝島りょうさんと御山諒子役の小角愛子さんに、 御山リン役サーニャ・ソレイユさん。そして和泉真澄役のかがり琴音さんと和泉美幸役の相馬えいみさんの春きま代表団にお越しいただきました。」
「では今回も本番組の原典となったラジオパートの復活です。ラジオ組パーソナリティは御山3CTAと不知火さん。かがりさんと相馬さんの4人。そして、サ ブパーソナリティは摂津教授と助教授にマリアさんと天音さんの4人です。」
「理想を追い求めるバカに現実突きつけてみるけ?」
いきなり何を言い出すのだろうかこの女は。
「だって、あまりにもバカが多すぎるんだもんよ。」
神子のいう馬鹿が何なのかわからない。
「多すぎるでしょうよ、意味のないわけわからないバカ。たとえば下手すりゃ事故だらけになりそうな極超過密ダイヤを何事もなく運行し続ける、バカに真面目 な鉄道会社とかね。」
「LTRのこと?」
「そう。たとえばボルフラング本線とか…まちげーた。ボルフラング本線は二時間に1本だ。ボルフラント本線だわさ。2分に一本普通に準快速、快速。特別快 速、準急行、急行に快速急行、急行快速、特急に快速特急の、基本10種別と、各区間列車も走るバカ路線だよ。そして、そのバカ路線と平均的な密度、種別数 のボルフラング本線をシームレスに繋いでいるLTRの運行管理局も良い意味で馬鹿だ。」
神子が笑う。
「「平均的な種別数ってどれくらいだよ。」」
正壬と、涼子のダブル突っ込み。
「あー。普通と快速、急行、特急?」
「「ききかえすなー。」聞き返すならリンに振ってよ。まあおいといて、さっきからじとめなのはなんで?」
「ん?うん。あれ。」
そういって神子が指したのは、観客席に座っているやせ形の背の高い男性だった。
「あ。」
「おい塔潤、きさん仕事中だろうが。ちとこい。」
塔潤と呼ばれたこの男性、本名は宮川冬樹といい、この本名の下の名を音読みしたものに当て字をして、仲間内でのあだ名となっている。大学進学後留年するほ うがすごい珍しいといわれる学部で留年し音信不通になったが数十年後主師の馬鹿でかい情報網に引っかかり、現在強制的に飲みにつれだされる。さて、この塔 潤、神子にとっては、話の分かる男友達という認識だ。彼には何でもかんでもかなりディープな話題まで行けるというのが神子の認識である。遥夢は、結構納ま り悪いとぼやいている。
「来たけど、なんでゴスロリなんだよ。」
「スーツと一緒だよ。最近は、束帯とか狩衣とかもきてるよね。」
「ん〜?ん〜。あ〜どうぞ〜。」
気の抜けたような態度の神子。なぜかスカートが黒上着が白のゴスロリ衣装である。
「えっと。すでに皆さんご存じですが春きまシリーズの各期のテーマタイトルは、各期のキーパーソンに関わるキーワードです。第一期は私が担当する御屋野遥奈が。第二期は拝島さんの担当するキャラクター。」
この後はすでに述べているので紹介を省く。
「今期では、いよいよ、今まで紹介されなかった超大規模港湾都市が登場します。モデルは藍蒼市です。」
「アニメになった藍蒼市か〜。見たいね〜。」
「むしか。」
つぶやく宮川青年。
「無視ちゃう。きさんに振る話題がないだけの話じゃ。」
この神子が使う、「きさん」という二人称普段は機嫌が悪いときだけだが例外的に宮川青年に対しては常時使用する。
「ということで一般人代表で、この宮川さんにも参加してもらいます。」
遥夢が宣言する。その横で神子が緋色鉄に耳打ちする.
「「んじゃ、これで、いったんCMでーす。ラジオ持ってる人は、その間に周波数を、―MHzにあわせておいてくださいねー。」」

[ラジオパート]
「さすがに2600話以上もやってるとネタがなくなってきませんか?」
「ネタがないというよりはオチに持って行きようがないという感じですね。」
「いつまで続くかは誰にもわからんゆうことやけんさ。たぶん、オチつかんこの状況はずっとやろうねえ。と、そこメモせんとくっちゃべらんか。」
神子の話し方をメモにとる天音。
「……なあ、本当に1週間やるつもりなんか?」
「やりますよ。どっかいってもいいですが回線は開いておいてくださいって話です。姉御は今、数時間に一回は測定が必要な実験中でしたね。ですから研究室いってもいいですが、回線を開いていてくださいという話です。」
「お姉はこっちに専念しててええよ。そくていは私が行くから。でも神子ちゃん、お姉がふらりと建物の外出ても怒らんでね。」
「怒る怒らないじゃなくていつ話振られても対応できるようにしていてくれればどこに行ったってかまいませんという話です。」
いつもならもっと丁寧な物言いで真朱彌に接する神子だが。
「…頭痛い。」
神子は頭痛持ちである。偏頭痛が持病と笑うほどの慢性偏頭痛持ちだ。
「あのー。」
「じゃあ、お便りです。」
この切り替えはどうにもまねできない。
「あー。とりあえず概要だけ。1週間もやるなんて聞いてない。―はやるんだろうな。…これ送って来たやつぁ馬鹿か。番組の冒頭でうちはいったはずだべ。一 週間はこの番組しかやらないって。要はきさんがゆうとる番組はやらん。つか―って、他局のなんか得体の知れんアイドルがこう虫酸が走るようないやーなアニ メ声でやっとる番組じゃろ。それとこれをまちがえんなばかが。てか、うちああいうの嫌い前調べたら作ったアニメ声だし。」
「身内に天然アニメ声で悩んでる人がいますからね。この番組が、まだラジオ放送時代だった頃、多くのオタクと呼ばれる人々が彼女の声に癒やされてたんです。…言っていいでしょうか?」
遥夢が周りに問う。神子は読んだ本人でガルガル状態のため質問には一切反応しなかった。
「ええんとちゃう?私も誰か知りたい。」
「では。CLLOSの共同開発者のLWTC社長、閃河璃茶さんです。」
「いってもうたなあ。」
焦り顔で神子を見る彌蘭陀と呆れ顔で遥夢を見る神子。
「言っちゃったものはしかたなかよ。まあ、あの人もこの子がゆうたんなら諦めもつくでしょ。うちはきつく口止めされとるけぇ、言わんし。」
神子が呟くが、そこはすかしっぺの音さえ拾う超高感度マイクによって、星間連合加盟国全域に放送されていた。
「そういえば、春きまシリーズでも星間連合は星間連合なんですよね。」
ここで、星間連合とはなんぞやという方のために簡単にご紹介。星間連合は、かつて、宇宙星間連邦国家国際平和連合同盟という長ったらしい名前と連同という なんとも締まらない略称の国際機関が、勢力域外の星間国家や惑星国家との交渉を円滑に行うため。また、勢力内の加盟国間の相互平和維持のために加盟国内に おいて最も厳格な法治国家である、蒼藍王国を盟主として、発展改称したものである。現在の地球でいえば、国連とEUを足して割ったようなものと考えればわ かりやすい。蒼藍王国の法を元にした国際法と条約を基に緩やかな連邦国家状態を形成し勢力域外との交渉や多界間交渉などは、全て蒼藍王国に任せられてい る。
相も変わらずだが、このネタ持ち出しておいて1月近く経って思ったのが、いつもでさえ6時間を描写できずに投げているのに今回はその28倍。できるわけない。
まあやれるとこまでいくかね。
「あー。そうそう。それからいきなり話変えるのねー。」
「あ、相変わらずすごい切り替え方ですね。」
「王国軍の階級に変更があります。現在王国軍の階級は一般兵卒が5等兵、4等兵、3等兵、2等兵、1等兵、兵曹、曹長。士官が、准尉、少尉、中尉、大尉、 准佐、少佐、中佐、大佐、准将、少将、中将、大将。高位士官が将長、提督、提督長、総督、総督長、総括士官長、総括司令、総括参謀長、総帥参謀、総帥と なっており、そのうち総括士官長以上は基軍専用階級となっています。
今回、元帥、元帥参謀と総括士官を新設し、これに伴う一部高位士官の昇格が発生しました。アニメにも関係することなので昇格した士官を紹介します。
まずは総括士官と元帥の位置関係から。総括士官は呼んで字のごとく、総督長と総括士官長の間です。元帥は総帥参謀の下になります。総括参謀長は、総括士官長の下になります。
新配列は総督長、総括士官、総括参謀長、総括士官長、総括司令、元帥参謀、元帥、総帥参謀、総帥となっています。
では改めて。人事の発表です。アダムスタ・リー・ ケ イト・ラムディオン提督長を総括士官に昇格し、基軍直下に配属。
基軍内では、総帥、総帥参謀は変化無し。以下、新階級、現階級のみの紹介です。御山神子元帥。現総括参謀長。御山元帥参謀。現総括司令。御剣総括司令。現総括士官長。摂津総括士官長は変化無し。摂津総括参謀長、現総括士官長補。
以上です。」
これだけ階級が多くても総括士官以上は1階級につき一人という状態だ。王国軍の軍人の8割が中尉から提督までの中に固まっている。一般兵卒と呼ばれるものたちが圧倒的に少ないのが現状だ。
「それにしても基軍をきれいに割り振りましたね。以前は総括士官長2人でしたもの。」
「誤りがあるにはあるんです。」
遥夢が言った誤りとはリー・ケイト新総括士官についてである。神子は彼女を『基軍直下に配属。』といったが、実際には『基軍最下層に配置し、元帥の直接指揮下に置く。』というのが正しい。
「あー。小隊は基本10人。で150個小隊で1個中隊。5000個中隊で1個大隊になるんだけど。艦隊はねー。」
「旗艦の規模にもよりますが一般的には駆逐艦5隻、空母2隻、索敵艦3隻、旗艦1隻が一個小艦隊。250個小艦隊で中艦隊。4000中艦隊で大艦隊。近衛 艦隊は、第1から第15号まで併せて100億隻規模の超大規模艦隊で、そのうち最大規模なのが第一近衛大艦隊。25億隻規模の艦隊っていうわけ。」
「ひとつよろしいですか?」
「ほいほい。」
「これ、ラジオでやる内容の話ですか?どうせならテレビ組に回した方がいいんじゃ無いでしょうか。」
確かにそうだという雰囲気に包まれるラジオブースだったが。
「テレビ組の方は一人めっさかやさぐれてふてくされてるのがいるからぐっだぐだ。」
「ぐだぐだってもしかして。」
「リンとサーニャさんが真剣に司会やってるのにその裏で姉御がいないからっていう理由だけで涼子がぶつぶつ言ってるもんだから。」
そう言いながら真朱彌の方を見る神子。
「テレビ組と一部MCを交代します。ちゅうわけで、姉御とかがりさんはテレビ組に。その代わり、正壬さんと拝島さんに来ていただきます。…まあそうするとこの子がのろけそうで怖いんですが。」
神子が言ったこの子とは、遥夢のことである。
「まあテレビ組はヒキニートのデブキモオタからオタクな趣味を持つイケメン好青年に大変身を遂げた 私の高校時代からの大親友がいるので大丈夫でしょう。」

テレビパートも書こうかと思ったがほぼガルガル状態の涼子でしめられるので割愛する。
さて、51,2,3章は予定として、27,8章と同じような内容となる。こうご期待。

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