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L.C 第45章 キャリアウーマン藍蒼観光記
前章において、整備された、駅に降り立った、一人の女性。
彼女の名は高峰ミヨ。秋葉原1有名なキャリアウーマンである。
学生時代からの夢に忠実に行動し、ライムソフト社に入社後、頭角を現し、今や、現地法人の営業部長である。
事は2ヶ月前までさかのぼる
ある日、いつも通りに仕事から帰宅した彼女が、今でくつろいでいると、父親のミツアキが、机の向に座り、いつものようにその日に来た手紙を眺め始めた。
「お!おい、ミヨ、これ、おまえ宛だぞ。」
そういって、渡された一通の白い大きめの封筒。開けてみると、4枚のチケットと5枚ほどの便せんそして、1枚の地図が入っていた。
「何々?ミヨに来たの?」
丁度帰ってきた、姉のアスカが後ろから声をかける
「そうだけど、何か手紙が着いてるの。」
「詠んでみろ。」
ミツアキの言葉にミヨがうなずく
「『~中略~以上のことを踏まえまして、高峰ミツアキ様、アスカ様、ミヨ様の3名を、王客として、当宮に正式にご招待いたします。つきましては、同封の鉄 道用切符を御利用の上、蒼藍王国ポルトマーレ市までお越しくださいませ。 蒼藍王国王ハルナ・リールシェル・ランゲルハンス』だって。」
その言葉に反応して、台所から顔を覗かせたのがのが、二人の母親である、ミツキである。
「期日は再来月だねぇ。私の方は、夏休みだから、可能だよ。」
「私も、おそらく許可が出るだろう。」
「問題はミヨだねぇ。新製品のプレゼンがあるんでしょう?」
3人の視線が、ミヨに向かう。
「う…。」
そのときミヨの携帯から、有名なアニメのテーマ曲が流れてきた。
「はい!」
慌てて電話に出たので、声が裏返るミヨ。
「…はい。……はい。…それは!…はい、…そうですか。わかりました。では失礼します。」
「どうしたの?」
「わたしもOK。その切符に書かれている日を2日目にした1週間は、日頃、の感謝を込めた会社からのプレゼントだって。」
「浮かない顔してるねえ。」
確かに、電話に出る前と後では、明らかに表情が違う。
「まあ、何にせよ、家族そろっての久久の旅行だな。」
「「うん。」」

蒼藍王国鉄道ポルトマーレ駅(旧北藍蒼駅)
「久しぶりだな~」
赤道に近いこともあり、日差しが強い、この街に3人が降り立つ。
「ちょっと。…ミヨ…待ちなさいよ。…お父さん…バテちゃった…わよ。…それにしても…暑いわねぇ。」
『お久しぶり!ミヨさん。お迎えにあがりました。」
袴姿の女性が、ミヨに声をかける。その後ろでは、スーツ姿の男性が深々と礼をする
「…あぁ!こんにちは。お姉ちゃん、お母さん、お父さん、迎え来たよ。」
駅のベンチに横になっていた、ミツアキと、その横でジュースを飲んでいたアスカと、ミツキがよろよろと、歩いてくる。よろけて、倒れそうになったところを、鮮やかな 髪の女性が支える。
迎えの車の中で。
「お暑いでしょう。実際には藍蒼中央でお待ち頂くのがベストなのですが、あそこですと、街の熱気がすごくて、ものの2分で外国の方は熱中症なんです。」
「その節はミヨがお世話になりました。」
運転手の男性が話しかける。
「いやはや。逆に叔母が娘さんにトラウマ与えてしまったみたいで。」
「ねえ、ミヨ、あの助手席の人がハルナさん?」
「違います。主上は、ただ今蒼天宮にいらっしゃいます。」
「あ…そう。て、しゃべった。アンドロイドじゃないんだ。」
ああ。後ろにいるの、うちの妹。」
蒼天宮
「お久しぶりです。」
そういって、幅広の袖をつけたチャイナドレスのような服を着た黒髪の女性が3人を出迎える。
「お 出迎えが私だけで、申し訳ありません。本来ならば、このような情勢下で、民間の方をお迎えすることは、慎むべきなのですが、そうは言ってられません。迎え にやった4人はこれから2日席を外しますことをご了承ください。さて、改めまして、ようこそお越しくださいました。蒼藍星間連邦王国第三代国主国王ハル ナ・リールシェル・ランゲルハンスです。お忙しい中、お呼びだてし、申し訳ございません。」
その頃、サイバーネット内部で
「coilOSのプログラム構造は、クラス Sのハッカーでさえ解析できないほど複雑で、しかも、途方もなく膨大なデータを圧縮してある。全てのプログラムソースを解凍するように命じた瞬間にそいつ のPCのCPUどころか、全てのチップコアが吹っ飛んで、しかも、大爆発だ。官公庁に設置されてるスパコンですら、そうなるさ。今、この命令を完走させら れるのはミッドガルドCPUしかない。」
「ミッドガルドCPU?」
「あの二人の神経系のことさね。」
「へえ。」
混神と涼子が話しながら、戦場へと向かっていた。まあ1時間後には、混神が面白くなかったと愚痴りながら戻ってくるのがオチなのだ。
再び、蒼天宮
どこの階かは分らないが、空間をいじって造られた広大な部屋に、大量のいわゆるギャルゲーが陳列されていた。それを廊下から覗いたミヨは、
「すごい。こんなにどうしたんですか?」
「混神です。暇つぶしとして、彼が収集したのですが、やるわけでもなく売るわけでもなく、電脳化した場合、中の収録データが破損する可能性があるので、こ うしてコレクションしています。それよりも、この先に庭園がありますから。」

「ラ イムソフト社は元々、子供向けのソフトウェアを開発する目的で設立された企業です。しかし、子供向けソフト業界自体が消滅傾向にあり、進路転換を余儀なく された上に元々、資本の少なかった同社は倒産の危機に直面しました。この際、救いの手をさしのべたのが、LLCでした。LWTCがデザイナーを、LSNが 資本を、3Cが新しい進路を提示し、ライムソフトはそれを承諾近い業種のLWTCか3Cの傘下に入ることも承諾し3ヶ月後、3C傘下になったのです。しか し、まあ、御社のお陰で…。」
「はあ。」
「…あ~きもちー。学校じゃ、こんなことしてたら、教頭叱られちゃいますけど。」
庭園に造られた小川ではしゃぐアスカ
「そうなんですか?藍蒼大じゃ、みんな平気ではしゃいでますよ。ほら。」
そういって、雲海の下を指す遥夢
「俺たちじぇねーんだから見えるわけねーだろ。種族を考えろ、遥夢。」
「そうですね。」
正規がお茶の入った缶と急須を持ってやってくる。
「紅茶を飲むようなシチュエーションで、緑茶とは。」
「申し訳ない。遥夢と混神と涼子がこれがお気に入りなもので。」
正規とミツアキが談笑する。
「…正規さん、自然3区に行きませんか?」
「は?まあ、いいけど」
「自然3区って何ですか?」
「藍蒼第41,42,43番区のこと。40番台の前半の三つの区だから4の前半の3区で自然三区。と言うか、あれは、秋葉原みたいなものだよ…なぁ。」
「ええ。」
このやりとりにミヨの目が輝く。
「ついて行っても良いですか?」
「混神の言うとおりでしたね。」
「まあ予定通りになったか。」
「じゃあ行きましょうか。」
藍蒼市第41番区西側
高層ビルの間に中層ビルが建ち並び秋葉原に似た感があるが、交通の立地等(地上を走る鉄道が無く全て地下鉄であること、有ったにしても、外れていること、 また、街の中心を何層にも渡る高速道路と、HMHWが通っていること)から言えば、どちらかと言えば、日本橋の方がにている気がしなくもない。
「暗い。寒い。」
「そういや、このガード下は久しぶりだな。」
赤道直下にある、藍蒼市だが、場所による温度差が激しい。特に列車がひっきりなしに高速で行き交う藍蒼縦貫総合本線の高架の下は、日光が余り射さない上に 列車による風で、熱気が飛ばされ、赤道直下海抜10m台の位置にありながら、気温年平均15℃以下という状況である。しかし、無意識に、冷房術と暖房術を 切り替えながら使う蒼藍族と神族には関係ないことなので、今まで、そんなに気にもとめていなかったのだろう。
「これ、飲んどいてください。」
そういって、混神が、3人に渡したのは、青いカプセルだった。
藍蒼市は一辺900kmの正方形の区画が64個、幅100kmの大通り8本によって区切られた、坊条制をとる、東西南北それぞれ8000km、総面積 64,000,000k㎡におよぶ、創造界最大の都市(地上都市として。実際には、地下にある、ルネスティアラ、地殻都市群が最大)である。そのため、自 然3区だけでも2,430,000k㎡という広大な面積を持つ。
「ものすごい広い上に連邦の人口に匹敵しかねないほどの人数です。はぐれてもこれを飲んでおけば大丈夫です。」
ミヨは、今にも一人で走り出したい気分だったが、父親と姉が楽しんでいるか少し心配だった。しかし、それぞれ、正規と遥夢と談笑しているのを見て歩き出そ うとしたとき、自分がこの街の地理を全く知らないことを思い出し、立ち止まった。そのとき、いきなり何者かに抱き上げられ、なめらかに地面と平行に移動し ているのを感じた。
見上げると、風に揺れる、鮮やかな金髪が、そして、右腕で、豊かな女性特有のふくらみを感じ、自分のものと比較して、少しうらやましさを感じた。
それと同時に何故、自分がこの女性に抱き上げられ空を飛んでいるのかという当然の疑問が頭をもたげたが、その疑問は、その女性が、何やら、聞いたことのな い言語で何者かと会話をしているのを耳にした瞬間吹き飛んだ。
そうこうしているうちに、顔に当たる風が柔らかくなり、やがて、そっと、まるでガラスを扱うかのように地面に立たされるのを感じた。
気づけば、父や、姉、遥夢に、正規の姿もなかった。だが、改めてみた女性の顔があのリンという、銀色の髪の女性とそっくりだったので安心感を覚えた。
「マスターの命で、こちらまでお連れいたしました。こちらにて、30秒ほどお待ち頂きます。」
そういって、その女性は、雑踏の中に消えた。心細く感じたが、きっかり30秒後。
「お待たせいたしました。ミヨ様、マスターと涼子様がお待ちです。」
そういって、後ろから、声をかけられ、慌てて振り向くと、そこには銀色の髪を一つにまとめた、リンの姿があった。
「えっと。」
「ラファエルでしたら、マスターがご入り用のものを買いに行きました。」
「え?あ。そうですか。あの人ラファエルって言うんだ。でも本当にそっくりだな。もしかして、双子 だったりして。
「双子ではありませんが、姉妹ではあります。」
どうやら、ものすごい地獄耳のようだ。
「あの、さっきから思ってたんですけどハルナさんも、リンさんも、その、王族なんですよね。いいんですか、勝手に出歩いて。」
「その説明はマスターにお聞きください。待ち合わせ場所に到着いたしましたので。」
そういうリンの目線を王と、一軒のオープンカフェに混神と涼子が居た。
「結 局、この国の王族って言うのは縛られるのが大嫌いなんだよなぁ。誰かに守られているって言う縛りが。その延長線が、こういう風に単独で市井を変装なしで歩 いているって言うこと。まあ藍蒼市民総王族ボディガードって言っても過言じゃないな。まあ、何かしら、馬鹿な目的で王族捕まえても、誰かの助け為しに逃げ られないのなんて、王父だけだしね。…まあ、いまごろくしゃみでもしてんじゃねえかなあの、低支持率国王。」
国王の支持率は、初代90%、2代目41%、三代目99.99%(実質100%)と言うように、唯一の男性王である、バルの支持率は、母親と娘に比べて異様に低い数字となっている。
「あ。あははははは。」
「そ れにしても、驚いたでしょう。蒼藍王国が誇る、全ての技術の最新の実用市販品(電気製品、漫画、ライトノベルに限る)が一番最初に発売される、世界最大の オタクの聖地。藍蒼自然三区。第1区が、秋葉原表通り、第二区が同裏道、第3区が、日本橋ににと\てると考えて欲しいんですけど、ものすごい広い上に訳の わからんやからがいますが、まあ、至る所にコイルズオタク部隊が居るから大丈夫でしょう……って本当にいたるところにいるなあおい。」
「さてと、どこに行きたい?」
「…あの。」
「あっと、散策する前に、忠告。残念ながらアニメイト、ゲーマーズなど連邦大手はこの街にはありません。まあ、ゆっくりしましょうや。」
その言葉にミヨの顔に若干の落胆の色が浮かぶ。
「買うものは、ラルに任せてあるからいいから…どっこいっきたいの?」
「えっと。あの。」
ミヨが何かを言おうとしたときだった。
「やっべ。リン、ミヨさん抱え…たな。ハーしれー。」
走ると言うよりはジャンプである。ビルの屋上に飛び上がり、下を見ると、たくさんの男女が辺りを見回している。
「こいつがアイドルなの忘れてた。で、サイバーライチが欲しいと。あれ、かなりスペック高くないと動かないですよ?」
「ええ。だから、そのためにパーツを買おうと思ってたんですが。何がいいのやら。」
ミヨがそういうと、涼子が、混神の頭に手を置き(混神の方が顔半分背が高い程度なので、はため違和感がない)、
「こいつがパソコン自作オタクなのを知って言ってるのかな?」
と言う。
混神はと言えば、
「メモリとCPUはあそこでこねつけ出来るし、グラボとマザボはあの店行けばいいし。」
と、すでにスイッチが入ってしまっている。
こうなると、もう涼子でも手がつけられない。
「ところでさ、同人買う?」
いきなり何の脈絡もなく、ミヨに問いかける混神。
「え?あ…はい。」
「じゃあ、あの店もか久しぶりに顔出すな。あのじいちゃん元気にやってるかな。」
そういって、歩き出した彼の後を女性3人がついて行く。

その頃、遥夢たちは、
「本当に人がいっぱいですね。」
「…あ、そうだ。やたら、大量の人たちが鬼ごっこやってるの見に行きますか?」
いきなり、遥夢が、問いかけてきたので反射的にはいと言ってしまったアスカ。
第43区
『第1億13万2653回国王杯、藍蒼市第43区サバイバル24時間鬼ごっこ大会がスタートして、既に6時間が経過しました。』
そんなアナウンスが流れる。アスカはぽかーんとしていた。
あまりにもたくさんの人が、少なくとも1000人はあまりにも余裕で超える、大量の大人が、一人の鬼から本気で逃げる様はアスカでなくともあっけにとられるだろう。
「提 案した本人でさえ、今や100億人が参加する、人気イベントになっているなんて思わなかったでしょうね。始めたときは王国軍と、コイルズと、藍蒼学院合同 の体育祭の代わりとして行っていたんですが、蒼藍族の気質というか、なんと言いましょうか、国王主催とかそれ系の言葉がついていると、ぞろぞろ集まって参 加したがるんです。そのお陰で、今の状態に。」
説明を聞いていたアスカだが、だんだんと、参加したくなってきて、遥夢にその旨を伝えると、
「人間が参加したら、その瞬間に熱中症で倒れますよ。」
と真顔で言う。もちろんそれは冗談で、参加者は見た目よりも高速で移動しており、人間が混じると、その速度について行けずに倒されてしまうらしかった。
「まあ、倒れても内臓破裂で死ぬことはありません。みんな飛行してますから。」
たしかに参加者は全員地面から浮いている。
そんなとき、遥夢が、その雑踏に紛れ込んだ。
「あいつは不知火の中身だからな。いま41区で、パレットトールのファン集団に追いかけられたって、混神が行ってきたから、その対策で逃げ込んだんだろう。」
そう苦笑いしている正規。その2時間後に遥夢が、ビルの上から呼んでいることになる。
第42区
「お久しぶりです。」
「あれ。朱雀さん。一体。」
「今日は、休講です。43区のあれにみんなかり出されちゃって。以前教えてもらったこの店にちょっと珍しいものでもと思って。」
若干、テンションが上がったかのように見えた混神だが、余り代わりがないように見える。
「あ。 ミヤさん。良い客紹介してくれましたね。おや。奥様もお久しぶりです。…そうだ。頼まれてた、同人と、それから、ん?…奥さま、侍の勇ましい血のにおいが 漂っていますね。そんな奥様には「黒沢侍事典」とか、「日本侍名鑑」とか、「必殺シリーズプレミアムボックス」とか有りますよ。」
「ここの主人は、人の好みを見抜くのがうまいんだ。リンが、「世界エクレア名店百選」で、朱雀さんが、確か、「歴代日本帝国軍全名将・基地・装備名鑑」と、「東方プロジェクト登場キャラ全解剖」だっけかな?」
混神が驚く涼子に説明している間に、店主はミヨに目を向けていた。
「お嬢さんは…「3大聖地完全巡礼ガイドSランクウォーカー用」とか「最大の聖地を満喫するための通が教えるコツ」なんかがおすすめですね。長京の聖地にいる顔をしているから。」
結局、店から出てきたとき、ミヨは、紙袋を持っている羽目になった。そして、4人はそのまま、ある、高層ビルに向かった。
「これって、会社じゃ。」
「いや。パーツショップ。簡単に言えば、この、店に無い物は、存在しない。それだけの品揃えを持っている。」
一行がビルのロビーに入った瞬間に、パソコンのパーツ特有の香りが漂う。
「御山様。お久しぶりです。」
「こ のワールドトレジャー社長のアグルさん。この店が、雑居ビルの一階にあったころから、お世話になってる、ベテラン。この店のどこにどこどこの、なんて言 う、どこ用のパーツがあるか全て記憶してる上に、社長の椅子にでーんとふんぞり返って無いで、いつも接客に精を出してる偉い人。」
スーツ姿の見た目30代半ばの男性が、混神に向かって頭を下げ、混神が涼子たちに説明する。
「えっとねえ、このリストに書いてある奴、どこにある?」
混神が一枚の紙をアグルに渡すと、
「あ~。これ全部今日中に用意するのは無理ですね~。明日、お越しいただければ、全てご用意してお渡しすることが出来ますが。」
「じゃあ、そうしてもらおうかな。」
そういって、店を後にした、一行。
「何で、他の店で買わないの?」
「あの店に置いてあるのは、超一級品。同じメーカーが造ったものでも、あの店で買ったのと、他の店で買ったのとじゃ、寿命が全然違う。」
「でも、あんな一流企業みたいなお店初めてです。」
ミヨが言うと。
「まあ、入社試験で、模擬営業をやらせるほどだから。」
その後、他愛もない話をしながら、43区のとある、メイド喫茶に入り、遥夢たちと合流した。
「と言うわけだから。」
「じゃあ、ミヨだけで行って。なれてないから、疲れちゃった。でも楽しい街ですね。」
そんな話をして、時は過ぎ、蒼天宮に夕暮れと共に戻ってきた一行であった。

予定を変更して次章に持ち越しです。